バビロンの空中庭園
上海市内を東西に流れる蘇州河をブラブラしていると、変わった目を引く建物に出会いました。
天安千樹と呼ばれる2021年12/22にOPENしたショッピングモールです。
ある中国の記事によると古代バビロンの空中庭園を連想させるとのことです。。
建物自体は2019年頃既に完成していましたが、とうとう正式OPENです。
(これほど正式OPENに年月を要した理由は不明ですが…)
ちなみにこの独特な外観のデザインを行ったのは
イギリス人のトーマス・ヘザーウィック氏。
2012年のロンドンオリンピック聖火台や上海万博のイギリス館、上海复兴艺术中心なども手がけた方のようです。
ショッピングモールの中に入らなくても、外から見ているだけで楽しめます。
本当に千本の木が植えられているかわかりませんが
天安千樹というのネーミングがしっくり来る外観です。
さらに建物の東側にはトリックアートもあります。
老上海が感じられ、実際本当に人がいるように見えます。
こういったものを見ているだけでも面白いです。
ちなみに内部も芸術に溢れています。
KAWSの作品が置いてあったり
ディズニー(?)の像らしきものもあり
芸術を扱っている店舗もあります。
あまりにも多くの芸術作品があったため、途中で写真を断念したほとでした。
他にも最近の中国のショッピングモールらしく自動車のお店もあります。
IMと、日本でも知名度が高い(?)NIOですね。
電気自動車はこのようにショッピングモールで展示するのが中国では主流となっています。
ブランド戦略が非常に上手いと感じます。
写真でどこまで伝わるか心配ですが、物凄く高級感に溢れています。
従来のエンジンを積んだ車は、ここ中国においては全てにおいて遅れていると感じられます…
飲食店のリスト。
MANNER Coffeeや苏式汤面の定番もあれば、上海初出店もあるらしく、バランスは良いのでは無いでしょうか。
最近、松鹤楼 苏式汤面がどこにでも出来ています。
美味しいので個人的には好きなお店ですが、ここまでそこら中にあると
少し興ざめします。
2年前くらいは上海で2,3店舗しか無かったと思うのに…
まぁ中国あるある、店舗の急拡大ってやつですね。
また、オープンしたての中国ショッピングモールでは良くあることですが
また工事中の店舗も多くありました。
上海で2店舗目となるスーパーを兼ね備えたMUJIも
2021年12月26日時点では、オープンしていません。
ちなみに東隣でも、工事が行われています。
2022年には、隣に新しい遊ぶところが出来るのかな?
最近、どこのショッピングモールも同じで面白くないなぁっと思ってましたが
ここ天安千樹は外観といい、内部でも芸術が楽しめるので
一味違うなぁと思いました。
莫干山路はここ数年、芸術ストリートとなっているので
天安千樹も芸術の流れを汲んでいるのかと思います。
少し変わったショッピングモールに行きたい場合は
天安千樹をオススメします。