上海徒然ブラブラ街歩き

上海の名所紹介、上海(中国)で見つけたオモロいもの等、上海生活を徒然なるままに。

EURO2020(欧州選手権)

中国のサッカー人気は凄いです。

現在の国家主席もサッカーの大ファンと言いますし

ワールドカップ期間中は、中国代表が出場していなくても街中盛り上がります。

 

中国人に聞いたところ、バスケ → サッカー → バドミントンという順番で人気があるとか…

 

今ヨーロッパでは、1年延期されたEURO2020(欧州選手権)が開催されています。

そのため上海市のいろんな場所で、その影響が見られたので紹介します。

 

先ずadidasショップ。

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ちなみにグループリーグ終了後(6/26)には

敗退したロシアのユニホームがディスプレイから消えていました(笑)

露骨ですが、しっかりとupdateしている姿勢に共感持てます。

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ディスプレイがEURO2020に染まっています。

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私の記憶がある限り、ここまでサッカー一色のディスプレイにしたのは初めてじゃないでしょうか。

少なくとも5年前のEURO2016フランス大会はここまでになっていませんでした。

(そもそも5年前は人民広場のadidasショップなかったかぁ…)

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サッカーユニホーム好きの自分としては、ここまでユニホーム展示している姿に感激です。

しかもドイツ、スペイン、ベルギーといった強豪国だけでなく

ロシア、ウェールズなどややマイナー国も置いてある点が素敵です。

 

 

続いて淮海中路にあるadisasショップ。

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こちらのディスプレイも凄かった。

ただ人民広場と比べて店舗面積が小さいから、ディスプレイは人民広場の方が感激します。

ただ店員さんがヨーロッパ諸国のユニホームを着ている点は素敵でした。

 

ちなみにNike shopは特段のディスプレイ変更はしていませんでした。

ユニホームは多く並んでいましたが…

 

コンビニは明確にEURO2020と書いてありませんが

"足球盛宴"と大会に便乗している感じです。

キャンペーン期間が、6/11~7/9とEURO2020開催期間と見事に被っているので

確実に意識はしていると思います。

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またBarもEURO2020の放送をしています。

 

個人的に日本代表戦や自分がサポーターをしているチームはBarとかで見たいのですが

その他のチームは深くサッカーの戦術を見たいので、家でのテレビ観戦です。

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今の日本の状態だと、深夜まで営業しているBarでスポーツ観戦は難しいのかもしれませんが

ここ上海では全く気にすることなく、深夜まで騒ぎながらサッカー観戦出来ます。

素晴らしい。

 

東京オリンピックのときは、上海の街中はどうなるのかなぁ~

上海コンビニスイーツ事情②

セブンイレブンにふと立ち寄ったとき、美味しそうなスイーツがあったので試してみました。

 

ちなみに上海にはセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの日本三大コンビニ全てが揃っています。

ただ店舗数で言うと、ファミマが最も多く(5年前くらいは、ファミマ一強でした)

次点がローソン(2,3年前から頑張っています)

セブンイレブンはかなり少なめな印象です。

 

 

そのセブンイレブンで見つけたスイーツ。

どら焼きです。

中国語では、铜锣烧(tong luo shao)と書きます。

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価格は14元(約230円)。やや高めの印象。

ちなみに最近上海ではどら焼きが流行っている気がします。

というのも街角でどら焼きを扱っているお店をよく見かけるようになって来ています。

 

 

3個入り。一個あたり76円と考えると、かなり高く思えてきた…

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こっちから見ると生クリームが多く入っているように見えますが

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反対側から見るとこんなん…生クリーム無し…

日本のコンビニでも行われる技ですが、悲しくなってきますよね…

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最近コンビニにスイーツが増えて来て嬉しいのですが

やや高め、かつ質がやや残念な点は、非常に悲しいです。

南湖革命記念館

粽子を食べに嘉兴へ行ってきたので

ついでに南湖革命記念館に立ち寄ってきました。

 

中国に暮らしている人は、ほぼ全員が認識しているかと思いますが

今年2021年は中国共産党成立100周年です。

上海市の街中を歩いていても、100周年の文字をどこでも見かけるようになって来ました。

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別に特定の政治思想はありませんが、せっかく中国で暮らしているので

中国共産党の歴史や、どのように国民にアピールしているかを学んで来ました。

 

 

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ものすごく立派な箱、兼入口です。

党の威信をかけて造っているので理解出来ますが、物凄くお金掛かっていることがわかります。

しかもそれが入場料無料なのでまた凄いです。

 

ちなみに中国は、普通の博物館(上海博物館や南京博物館など)も無料なものが多く

政治色が強い博物館(南京虐殺博物館、九・一八歴史博物館など)は、当然のごとく無料です。。

 

 

記念館の中に入ると先ず目に入ってくるのが鎌と槌です。

農民を表す鎌、プロレタリアート(工業労働者)を表す槌が描かれた

巨大な天井画を見せつけられます。

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次に目に入ってくるのは船。

不勉強のため、革命記念館を訪れるまで知らなかったのですが

上海から嘉兴へ移動した際に、南湖の小舟の上で共産党が誕生したことに

なっているのですね。

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どの博物館もですが、中国の博物館はまず入口で必ず前言が書かれています。

勉強になるので、個人的には好きです。

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展示は先ずアヘン戦争から始まります。

西洋列強が中国を侵略始め、清朝の弱体化が始まった説明が続きます。

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世界史の教科書に載っていた写真とほぼ一緒のような…

 

続いて甲午農民戦争の説明に。

日本の歴史教科書だと甲午農民戦争日清戦争は分けて書いてありますが

(2021年時点の教科書は知りませんが…)

中国だと中日甲午战争と纏めて記載するのですね…

歴史の繋がりを考えると、確かに同じでも言えるのかと思いますが…

ちなみに"下関条約"は"马关条約"と呼ばれているらしいです。

马关条約と書かれていて、最初何の条約のことかわかりませんでした…

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当時の地図。ロシアは熊と描かれ、

日本は日出る国"The rising sun"と描かれています。

ただ、日本国の表情を見る限り、敵役(嫌な国)として描かれていると実感。f:id:tfpfy858:20210617145849j:plain

↑これって教科書 or 資料集 or 何かで見たことある絵なんだよなぁ…

 

 

また日本が深く関わっている歴史の説明もありました。

 

 

柳条湖事件の説明↓

ちなみに中国では九・一八事変と言われています。

瀋陽へ行くと九・一八歴史博物館が事件現場に造られており

物凄く詳細な説明が見れます。

ただ、日本人としては肩身が狭くなります…

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盧溝橋事件の説明↓

ちなみにこれも北京の盧溝橋博物館へ行くと、

より詳細な説明が見れます。

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個人的な考えですが、日本側から見た史実しか知るのではなく

中国側から見た史実が、どのように描かれているかを知っていくことは大事であると考えています。

 

 

若かりし頃の毛沢東の写真↓。

まだ湖南省长沙で教師をしていた頃の写真です。

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李大钊↓

共産党創始者陳独秀という認識でしたが、

この記念館の説明によると陳独秀と李大钊の2人が大きく貢献した2人のようです。

特に南側では陳独秀が、北側では李大钊が大きく動いていたようです。

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番外編。

南湖革命記念館の入口と正反対にあるスタジアム。

こんな小都市に、こんなでっかいスタジアムを建てるなんて、ただ驚嘆です。

実際に、スタジアム稼働率などは不明ですが…満員になることは少ないでしょう。

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日本、というか民主主義国にいたら、これほど共産党の資料と展示には出会えないであろう記念館。

もしお時間あれば、経験として一度訪問しておくのは悪くはないと思います。

駅名変更

中国(上海)では、来月7月に控えた中国共産党100周年記念祭に向けて盛り上がって来てます。

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 その一環で驚くことがありました。

地下鉄駅名の変更です。。。

 

 地下10号線に乗って路線図を眺めていると 

 

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これまで"新天地"駅だったところが、"一大会址・新天地"駅に変わっていました。。。

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 駅のホームでもちゃんと変更されています。

 

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地下鉄入口の箇所も変更されています。

 

 "一大会址"とは上海に残る中国共産党の最も重要と言っても良い場所でもあります。

何が重要かと言うと、100年前の1921年7月23日、

中国共産党第一回全国代表大会が開かれた場所だからです。

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以前から人気のある観光名所でしたが、2021年になってからの人ごみ具合

警備具体は半端なくなっています。

 

また地下鉄appを見てみると、新天地駅だけでなく

もう一駅、黄陂南路駅も駅名が変わったようです。

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黄陂南路駅を使う用事がなかったので、ホームまで降りて確認はしなかったですが

外側から見た限りまだ変更されていませんでした。(2021年6月17日時点)

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それにしても名所と結びつけた駅名変更は、日本でも聞いたことがある事柄なので

特に珍しくはないと感じているのですが…

(京阪電車で、丸太町駅、四条駅、五条駅がそれぞれ神宮丸太町祇園四条清水五条とそれぞれが最も近い名所の名前を付けたようです。これによって乗客増に繋がった聞いています…)

下記2点が気になりました。

・駅名が長い。

・新天地も黄陂南路も、頭に同じ”一大会址”の名前をつけたこと。

 

しかし初めて上海の一大会址を目指す人に取っては、駅名に名所の記載があることは

非常にわかりやすいことなので、まぁ良いのかなぁっとも思いました。

実際に、一大会址は新天地からも、黄陂南路からもほぼ同一の距離にありますし。

 

ただこの国の"党"の力強さを、再認識出来ました。

やるときは一気にやりますからね。

駅名の変更もあっという間でした。

端午节で粽子を食べる

中国では毎年6月に端午节という祝日があります。

移動祝祭日なので、春節などと同じで毎年固定された日ではないのですが

だいたい6月にあります。

ちなみに2021年は6/14(月)でした。

 

ちなみに端午节は英語で"Dragon boat festival"と呼ばれます。

毎年この時期になると、ドラゴンボードレースが行われています。

中国に住み始めて6回目のDragon boat festivalですが、

未だにドラゴンボードレースを見たことがありません。

上海でも行っているところがあると聞いて、今年は見に行こうかなぁと少し考えていたのですが

結局見に行かず…

 

しかし端午节には、ドラゴンボードレース以外にも、別の風習があります。

というよりもそちらがメインの風習であると個人的に考えています。

それは粽子、ちまきを食べることです。

私は日本にいたときには、粽を食べるということは一回も無かったと思うのですが

中国に来てからは、毎年端午节には粽を食べるようにしました。

"郷に入っては、郷に従え"

せっかく中国にいるのだから、中国の文化は楽しみたいですしね。

ただ毎年上海で適当に粽を食べるのも変わり映えせず、面白みがないので

今回は粽で有名な嘉兴へ行き、粽を食べて来ました。

 

 

嘉兴は上海から西へ高铁で30分ほどの小さな街です。

その街で有名な老舗、五芳斋に行って来ました。

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後でわかりましたが、五芳斋って上海市にも何店舗かあるようですね。

でも発祥の地、及び本店に行って来たことに意味があると言い聞かせます。

 

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そして創立100周年の老舗です。

1921年創立って中国共産党と同じやん…

党と五芳斋って何か関係あるのかなぁっと思い少し調べましたがわからず…

 

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で、せっかくなので食べます。

メニューの写真を撮り忘れましたが、流石専門店の老舗というだけあって

粽の種類はかなり多いです。

だいたい10元から25元程度。

 

毎日なのか、端午节の時期だからかわかりませんが

粽を温めるエリアは、大盛況!!!

 

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食べ過ぎかと思いましたが、せっかくなので粽を3つも食べました。

デザートのゴマ団子は余計だったなぁ…

 

ちなみに竹の葉に最初は包まれていますが、この店ではeat inの場合

竹の葉から剥いて皿に盛られます。

風情がなくなるなぁっと思いつつも、食べるだけのことを考えると楽で良いかなぁ

と複雑な気持ちです。

 

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ちなみにtake out用の粽も山盛りになって売っていました。

しかし、デリバリー全盛期のここ中国では、ほぼ誰も取りに来ません。

外卖の兄ちゃんだけが、たまに取りに来てました。

 

 

ちなみに端午节の季節になると、コンビニでも粽のスイーツが現れます。

個人的には結構イケてます。

季節を感じながら、コンビニでスイーツも発売する。

日本のコンビニと近くなってきましたね。

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今年もたくさん粽子を食べた端午节でした。