労働節での電車事情
日本では4月末から5月初頭にかけて大型連休ですね。
中国でも毎年5/1は劳动节(国際的にいうとメーデー)ということで連休となります。
今年は5/1から5/5までの5連休という、ちょっと長めの連休でした。
(しかしその分、前後の土日が振替出勤日となるので微妙な感じなのです…今年は、4/25(Sun)と5/8(Sat)が一般的に出勤日となります)
ワクチン摂取も物凄い勢いで進み、コロナの影響があまり感じられなくなっている中国。
旅行熱が物凄いです。
予想される各地の混雑ぶりが激しそうなので、私は基本上海市内に留まることにしました。
(上海市内、南翔老街の様子。もうちょっと混雑した写真を取ればよかった…)
しかし、ちょっとした用事があり隣接する蘇州へ行く用事が発生しました。
上海-蘇州間の電車本数はたくさんあるので、いつも乗車直前に切符を買います。
しかし、労働節期間は…
上海→蘇州は、いつもより少し混んでるかなぁくらいで直ぐに切符を買えました。
しかし、蘇州→上海は、ほとんど切符が売り切れ…
特に高速列車であるG○○○○やD○○○○といった高铁は全て売り切れ…
そのためK○○○という、最も遅い寝台車の切符を買うしかありませんでした。
(それでも上海-蘇州は距離が短いので乗車時間はあまり変わりませんが、これが上海-南京などの長距離だと何倍も時間が掛かったはず…)
昔はよく乗ったのですが、最近はほとんど乗らなくなった緑の寝台車について紹介します。
(昔から中国に馴染みがある方にとっては、よく知っている電車かと思いますが)
先頭の動力車は赤色。
そして客車は深緑色で統一されている旧タイプ電車。
乗車クラスは软卧,硬卧,硬座と三段階に分かれます。
今回は硬卧しか買えなかったので、自動的に硬卧に。
软卧,硬座の紹介もしたいですが、またそれは写真を見つけた次回に…
なんと沈阳から上海へ向かう電車…
およそ1,700kmの距離…恐らく丸一日以上掛けて、やって来ているのだろう。
それでは中身の紹介です。
仕切りなしコンパートメント型の三段ベッド。
一番下:高さが最もあり快適ですが、一番下ということもあり勝手にいろんな人に坐われるという欠点があります。
真ん中:個人的には一番快適。そこそこ広く座ることも可能。真ん中だから勝手に他の乗客が座ってくることは、ほぼない。
最上部:他の乗客が勝手に座ってくることは先ずない。しかし高さが狭い。寝るには問題ないが、本などを読もうとするときに座ることはほぼ不可能。
最上部はこんな感じ↓
寝るには問題ない高さですが、座るには問題ある高さです。
そのため最上部は真ん中の座席(ベッド)の人は、通路の座席に座ります↓
一番下↓いろんな人が座ります。家族でコンパートメントを全て購入して
一番下を共有するには問題ないと思いますが
一人だと勝手に坐われるので辛い…
また上海駅到着後、改札までの様子↓
こんな改札が混雑してるのは初めて見ました。
流石労働節休暇の上海駅です。