上海徒然ブラブラ街歩き

上海の名所紹介、上海(中国)で見つけたオモロいもの等、上海生活を徒然なるままに。

安福路

安福路を歩いてきました。

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徐汇区にあり、西は武康路、東は常熟路とぶつかる東西に延びる路。

今回は武康路から乌鲁木齐中路までの、約600mくらいの若者や外国人が集まるスポットを歩いて来ました。

 

・安福路322号花园住宅

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徐汇区文化局によって定められた徐汇区文物保护点。

今はbook & cafeになっており、ミニ映画スタジオのようなものも付随している。

しかし、ここは清朝時代の英雄李鴻章の墓があった場所とのこと…

1954年に歴史上の偉人の墓を無くして、現在の上海市電影発行放映公司が建てられる。

 

なんで李鴻章の墓を無くしているんやろう…

 

ちなみにこの周囲はcafeが集まり、週末は流行に敏感な人々で溢れてきます。

春先からはオープンcafe多し。

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・安福路275弄2号住宅

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クリーニング店が、徐汇区文物保护点に登録されるだなんて

洒落ています。

 

・话剧大厦・上海話劇芸術中心(安福路288号)

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1955年に上海人民芸術劇院と上海青年話劇団の2つの名門劇団が統合して

設立された上海唯一の国家級演劇団体。2000年竣工。

530席を用する劇場が入っていたり、芸術センターが入っていたり、アートを盛り上げようとしています。

最近こういったアートで盛り上げようとする路が上海に多し。

アートが盛んだと、最先端の街だなと実感する。

特に歴史的名所ではなく、現代の文化的名所。

 

 

・Studio303Zoaje (安福路255号)

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元Mr.Lingの住居、今はスタジオとなっている。

上海市优秀历史建筑、1923年竣工。

 

老房子(安福路284号)

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英国式の老房子,1937年竣工。

整備の具合、止まっている高級車などから政府高官が利用している何らかの施設と推測。

 

・ Dupleixアパート(安福路233号)

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1918年竣工の簡易古典式建築。

現在も普通に生活アパートとして使用されている。

入口の門がとっても洒落ている。

中国人が好みそうな様式で、真新しいマンションだとセンスが悪いとしか思えないが

こういった古い建物だと妙にマッチしている感じがする。

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ちなみにDupleixアパートの対面にあるアパート↓は、特に文化物として登録されていないが

ローカルアパートとしては良い雰囲気。

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・ 呉国禎邸(安福路201号)

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1922年竣工の折衷様式建築。

元は国民党上海市政府の市長であった呉国禎(1930-1984)の旧邸。

上海市市長の在任期間は、1946年5月から1949年5月の中国解放前夜まで。。。

その後台湾へ逃亡。。。。

そのため歴史プレートに"呉国禎"の名前が記載されていない…

 

上記で紹介した上海青年話劇団は、上海戲劇学院実験話劇団を前身に

1963年ここで設立された。後の1995年に上海話劇芸術中心に統合。

最近は家具(casa casa)屋やレストラン(appolo)が入っている。

 

 

・ 贺绿汀旧居(安福路191弄15号)

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どなたかまでは調べられていませんが、贺绿汀がかつて暮らした住居。

上海によくある集合住宅様式で、現在も普通に住民が暮らしています。

歴史に残る人物が暮らした家で、文化財に暮らすというのはどういう気持ちになるのだろう…

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この奥↑が贺绿汀旧居。

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観光客が多く来て、住民に迷惑を掛けているのだろう。

英語で表記もあるということは、マナーの悪い外国人もいるのでしょう。

 

 

何故かトルコ絨毯まで扱う店が多い安福路。

食べるところも、歴史ある建物も、芸術も楽しめる路なので

オススメです。

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