皋兰路
皋兰路を歩いてきました。
短い通りなので、知名度はあまり高くありませんが
黄浦区のフランス租界ど真ん中です。
東は复兴公园,西は瑞金二路とぶつかっている全長500mくらいの短い路です。
ただ古い建物が多く残っており、かつ素晴らしい本屋がある。
街の中心部付近ということで、若者がインスタ映え(wechatやTikTokなどだと思いますが)の写真や動画をよく撮影しています。
・皋兰路28号
ここは現在日本人向けの中国語語学学校,汉院となっています。
上海中国語学校漢院です - 上海中国語学校!ビジネス中国語につよい漢院です。
あまり日本人が住むエリアではありませんが、
街の中心部で閑静な場所、かつ歴史ある建物(优秀历史建筑)で学べるって良いですね。
・皋兰路26号住宅
中国語語学学校とは異なり、こちらは一般の住宅。
かつ先程は上海市人民政府指定の” 优秀历史建筑”でしたが、こちらは黄浦区文化旅游局が管理している黄浦区文化保护点。
どういった基準で区別をされているのかわかりませんが
优秀历史建筑の方が、歴史的価値は高く評価されているのだと推測されます。
・皋兰路21弄1号,2号住宅
・皋兰路19-29号,25弄花园住宅
こちらも黄浦区文化旅游局指定の黄浦区文化保护点。
中には入れないですが、お店になるのか、住宅になるのか不明。
わかり次第、また追記します。
・皋兰路16号、思南书局(東正教堂分会:聖ニコライ教堂)
上海のロシア人が自力で建造した最初の正教会。
それをリノベーションして本屋としています。
1934年竣工。
帝政ロシア最後の皇帝ニコライ二世を記念して、ニコライ教堂と命名される。
90年代末の大改修により、文革期に失われていた頂部のオニオンドームが復旧。
本屋になる前はフレンチのお店だったそうな…
どちらにせよロシア正教会をこんな風にリノベーションするって中国から見たらgood ideaなのかもしれないけど
信者の方から見るとどう感じるのであろうか…
中は非常にお洒落な本屋で、本を探しにくるというよりは、内装見学、及び店内に設置してあるcaféにて読書する雰囲気
なお、2021年3月時点は健康码の提示、及び予約必要です。
ただ予約はその場ですぐ出来るので、事前に細かく計画を立てるのは不要かと。
・皋兰路12弄1号-4号
・皋兰路10号,14号
新式里弄住宅(新しい老房子の様式)。
確かに窓の形や、ベランダ、壁の様子が少々変わった老房子。
1930年代に建設されたものでも、あまり見ない希少な建物
皋兰路と南北に交わる思南路と瑞金二路も非常に魅力いっぱいの路です。
思南路と瑞金二路の紹介も後ほど…