岳阳路
仏租界・岳阳路の名所紹介。
旧フランス領事館宿舎 (法国领事馆馆舍旧址) 岳阳路319号
1928年竣工。英国Countryside Villaスタイル。
フランス極東投資会社として建てられたものが領事館宿舎となっている点から、その昔領事館の仕事は上海への投資や開発だったのだなぁと推測。
1956年以降、中国科学院上海分院として、現在も使用中。
,东庐住宅 岳阳路265号
租界エリアに多い優秀歴史建築となっている住宅。
租界エリアで1944年に建てられとは、新しい分類。
何でこれが上海市優秀歴史建築に認定されているかは謎。
建業里(波特曼住宅)
市内中心部では最大級の石库门。
1931年から1938年に掛けて建築された。
2007年よりアメリカのポートマン事務所により全面改築され、現在は高級オシャレスポット。
高級ホテルや高級鮨屋などなどがあり。
セシール・アパート (58街坊旧房) 岳阳路200弄
霜生医院 (霖生医院旧址)岳阳路190号
英国人の住居として、1920年代に竣工。
後に牛惠霖と牛惠生の兄弟によって病院となる。
淞沪の戦いの際には、宋庆龄や何香凝が救助の拠点とした。
今はベルギー・ダイヤモンド博物館、国際宝石デザインセンター、中比ダイヤモンド文化センターとなっている。
何故ベルギー?そして何故ダイヤモンドかは調査不足。
Mrs. R.C. Bebe旧居 岳阳路168弄
宋子文旧居 岳阳路145号
上海生まれの財閥政治家であり宋庆龄の弟、宋子问文の旧居。
岳阳路にあるこの旧居以外にも虹桥路や东平路に豪邸を所有。
岳阳路113号住宅
ここは上海市優秀歴史建築ではなく、徐汇区文物保护点。
市ではなく、区の管轄になっているため建築物の歴史的価値はやや落ちるのかと推測。
茂龄村 岳阳路79弄
ここも徐汇区文物保护点。
ただここは現在も一般の人が普通に暮らしている。
上海ではここのように住居が歴史的建築物に指定され、そこに普通の人が暮らしている住宅が多い。
老房子と呼び、いつかフランス租界の老房子に暮らしてみたいと考え中。
素敵な瓦。
こういうのを見ると、中国と日本の文化の近さを感じる。
プーキシン像(普希金纪念碑) 岳阳路最北端
ロシアの詩人。
1937年に中ソ両国の人々の募金により一度目の銅像が建てられる。
しかし日本軍占領時に日本軍によって持ち去られる。
1947年に像は再建されたが、文革時に破壊される。
現存する像は、1987年8月に建立された3代目である。
旧日本領事官邸 汾阳路156号
岳阳路の北の端、汾阳路を進んだところにある豪邸。
表記もなく何の建物か不明であるが、日本総領事官邸と思われる。
理由は、“上海歴史ガイドマップ 木之内誠 大修館書店”の地図を見ると
“日本大使官邸”と書かれているため。
領事ではなく、大使です。
やや怪しい‥